神戸大学医学部附属病院 糖尿病・内分泌内科学 福岡 秀規 先生
成人の成長ホルモン分泌不全の最も多い原因は、下垂体やその周辺の腫瘍です。そのほか、中枢神経系の腫瘍や、出産の際の大量出血、頭部への外傷、肉芽腫性疾患、放射線照射などが原因となることもあります。一方で、原因が不明な方もいらっしゃいます。
また、子どものころから成長ホルモン分泌不全がみられ、低身長の治療のために成長ホルモン補充療法を行っている方の中には、成人においても引き続き成長ホルモンの補充を必要とする方もいらっしゃいます。
Abs R, et al, Clinical Endocrinology 1999; 50: 703-713,
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