神戸大学医学部附属病院 糖尿病・内分泌内科学 福岡 秀規 先生
成人成長ホルモン分泌不全症の診断の基準を以下にまとめます。
問診や診察さらにはMRI検査等の結果をふまえ、下垂体機能の低下が疑われた場合、下垂体ホルモンの分泌が正常範囲かを調べる試験を行います。
この検査の中で、特に成長ホルモンの分泌を調べる検査を「成長ホルモン分泌刺激試験」といいます。
成長ホルモン分泌刺激試験は、成長ホルモンの分泌を刺激する薬を投与した後、一定の間隔で採血を行って、血液中の成長ホルモン分泌量を調べる検査です。
成長ホルモン分泌刺激試験は入院して行う場合が多いですが、外来で検査を行っている医療機関もあります。
成長ホルモン分泌刺激試験の結果、重症の成人成長ホルモン分泌不全症と診断された場合、成長ホルモン補充療法の適応となります。
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